ポートフォリオの製本方法(わたしの場合)

ご無沙汰しております、亜伊梨です!

 

ポートフォリオ完成した、と報告してから一体何をしていたかと言いますと
ただひたすら増刷、そして編集部さんにお電話をしておりました。

 

dsc_0085

製本はこんなかんじに。

 

前回予告していたように、
本日はポートフォリオの制作過程を、
ざっくりとですが載せておこうかと思います

あくまでわたしの場合は、なので参考程度にお願いします

 

20161106_2

20161106

 

完成が上のようなものになります。それでは行きます。

 

 

 


<表紙について>

表紙の印刷は印刷会社さんに頼んでいます、
仕上がりが綺麗だからです。

ポートフォリオはA4サイズで作っているのですが、
A4サイズ用の「表紙のみ印刷」を行っているのは「グラフィック」さんくらいしか見つけられなかったので
そちらにお願い致しました。とても綺麗です。

 

ちなみに入稿用テンプレートは他社のものをお借りしました↓

表紙 テンプレート

テンプレートを借りる前に自分のポートフォリオの背幅計算も忘れずに。
背幅の計算方法はこちらで紹介されていますよ~↓

表紙 背幅の計算方法【印刷ショップ】無線綴じ製本の冊子印刷なら!!

ちなみにわたしのポートフォリオの背幅は5mmです。

 

dsc_0072

背の折れ目は自分で入れています、
定規とインクが出なくなったボールペンを使用しております

インクの出ないボールペンで
ぐりぐりと折れ線を付けてから折り曲げます。

dsc_0070

こんなかんじです(わたしは不器用ですのであまり上手じゃない)

背表紙の折れ目の他に、
2本の線が入っているのがおわかりでしょうか

これは「本の開きをよくする」効果と「製本強度を上げる」効果があります、
背表紙の折れ目から8mm外側のところに線を引きます、大事です。

これで表紙はOKです。

 

 


<製本について>

 

dsc_0067

紙はこちらを使用しております、

最初は光沢紙を使おうと思いましたが、
値段が高い&イメージとちょっとちがう、ということで

マット紙を使用しております、両面印刷できるタイプで。

コクヨ インクジェットプリンタ用紙 両面印刷用 厚手 A4 50枚 KJ-M25A4-50

 

で、印刷します

dsc_0074

 

家庭用のインクジェットプリンタです、が
そこそこ値の張る紙を使用するとけっこう綺麗に印刷できるようです

A4サイズのマット紙に「フチなし印刷」しています。

 

両面に印刷をしたら製本作業です。
いわゆる「無線綴じ」または「くるみ製本」という方法で行っています。

気になった方は検索してみてください。

 

一応、参考になるサイトも載せておきますね↓

block24 無線綴じくるみ製本の方法

無線とじ | BindUp

 

上のサイトを見ていただければだいたい分かると思うので、
わたしの制作過程はざっくり行きますよ、ざっくり。

 

dsc_0076

①印刷した本文をきれいに揃えて、目玉クリップなどでしっかりと固定する。

(※できれば上の写真のように、板紙やプラスチックボードなど固いものに挟んでから固定するとうまくいきます。)
(※目玉クリップの代わりにクランプクリップでも可。固定できればなんでもOK。)

 

dsc_0068

②ダンボール用のこぎりで本文のノドに切れ込みを入れる。

(※約0.5mm~1mmの溝を均等に入れていきます。)
(※接着強度を上げるために行います。)
(※やらなくてもいけるらしいのですが心配な方は入れるとよいかも。)

 

dsc_0069

③溝をいれるとこんなかんじになる。

(※おおよそ均等に入れますが、ちょっとアバウトでも大丈夫でした←)
(※使用したダンボール用のこぎり→段ボールのこ ダンちゃん

 

dsc_0077

④製本のりで下固めをする。

ごめんなさい、ここ写真を撮るのをうっかり忘れてしまったので文章にて補足を。

いらない歯ブラシを使って製本のりを背に塗り込んでいきます。
先ほど作った溝に塗り込む気持ちでがしがしと塗ります。

 

わかりやすく説明してくださっているブログをご紹介させていただきますね↓

無線綴じ本の作り方(2)|siesta* – アメーバブログ

あ、あと製本のりも一応紹介↓(あ、でもボンドでも出来るらしいですよ~)

フィルムルックス 製本のり ブックグルーミニ 01539 200g

 

dsc_0078

dsc_0082

 

⑤ホットメルトを貼り付けて表紙に挟む。

「とじ太くん 専用ホットメルト」というものがありまして、
それを背にのりなどで貼り付けます。

そして表紙に本文を挟んでください。

(※「とじ太くん」は製本機の名称です。)

 

dsc_0085

⑥製本機に入れて待つ。

ようやく最初の写真のところまで行きました。

この機械で高熱でホットメルトを溶かします。
溶けきったら製本機から抜き、冷まして再び固めることによって定着します。

 

dsc_0086

⑦はい。完成。

(※写真は冷めたあとにクリアなビニル袋に入れています。)

 

 

け、けっこう時間と手間がかかるんですよ。自家製本って。

そしてこの記事を書くのもすごく時間かかってます(笑)

 

あ、忘れてた、おまけ。
QRコードについて、Twitterにて聞かれていたので載せておきますね。

 

自分のイラストが使われている動画を実績紹介するために
QRコードを掲載しているのですが、

印刷用のQRコードをパス(EPSかPDF)で作成する無料サービス君

こちらのサイトのサービスを使用させて頂きました。
かなりお手軽に出来たのでびっくりです、QRコード作りたい方はぜひどうぞっ

20161106_7

 

 

 

そんなかんじです。

次回の記事ではポートフォリオを見てもらうべく編集部にお電話かけたので、
それについての結果や反応などの記事になります!

よろしくお願い申し上げます<(_ _)>

 

長々とお付き合いありがとうございました!
またお願いします(*´ω`*)

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